2020年アニメ総評 with なるみん

なるみんとの2020年アニメ総評についてもう少し詳しく書きます。

 

  • 脚本賞 One Room サードシーズン

One Room サードシーズンはスマイラルアニメーション制作のハイクオリティ5分アニメ。霜井蒼星氏という人物だが、詳細は不明。原作は小説家の真野英二氏。本作品はヒロインと「あなた」の恋愛を描く作品なので,見る人を選ぶアニメである(要注意えっちアニメ).

今作は2017年より開始したOne Roomの第三期であり,その集大成である.新ヒロイン2人に加え,過去2シーズンのヒロインのその後も描かれる.新ヒロイン(1~4話),過去ヒロイン×2(5話,6話),新ヒロイン(7~10話),過去ヒロイン(11~12話)の構成が偉い.

特に一期からのヒロインである花坂結衣については三期の最終話を見たオタクは全員死ぬ.1分たりとも無駄にできない5分アニメ(正確には3分半)でここまで丁寧に各ヒロインの人生を描けたアニメを他には知らない.なるみんが挙げた体操ザムライもノミネート作品として納得だがOne Room好きすぎるのでOne Room.BD買う.

 

 製作は劇場版から引き続きエイトビットで,監督は吉田りさこ氏,副監督ジミーストーン氏である.本作品は魔法が科学的に研究された近未来を描くSFライトノベル原作アニメの三作目である.本作品は原作でイラストや設定画を担当したスタッフ陣がアニメにも関わっており,魔法や機械を使った戦闘描写は設定に裏打ちされたリアリティがある.自分もCADを使って魔法を使いたい(ちなみにわいは十師族).一期,映画を含めたメジャータイトルの三作目ということもあり,他作品と同じ土俵で比較するのは不公平かもしれないがご容赦願いたい.なるみんが挙げた呪術廻戦については,どの項目でも上位に来るため総合賞とした.

 

放送までノーマークであったが,毎週の放送が楽しみだった.最終的に上半期の総評ではなるみんも自分もS評価をつけた.

元カレに有り金を持ち逃げされた主人公が飲み屋でラジオプロデューサーに絡まれるところから物語は始まり,紆余曲折を経ながら主人公はラジオパーソナリティとして頭角を現していく.日常のシュールギャグ,ラジオパートのハラハラドキドキ感,ずぼらな主人公のちょっとした成長など見所は多い.最終話は意外な展開で驚いた.良い脚本構成だったので脚本賞ノミネートクラスではあるが,ライバル多いので仕方なし.

現実がつらい人にこそ見てほしいわね.

 

opedの映像も曲も非の打ち所がない.op映像作ってる人に脚フェチいるのか?opサビの勇気に染まるcolorsのところの優木せつ菜さんが好き.ed絵のナチュラルタッチの絵は良い意味で今までのラブライブらしくない.これには自分の蛍光色バリバリタッチがあまり好きではないという嗜好も絡んでくるのだが…….ed聞くとめっちゃ元気になる.令和のアニメーションに相応しいopedでした.

edについて2020年で他作品にも言及しておくと,心の中の逆張りの自分が22/7の空のエメラルドを推す.

 

メジャーセカンド第2シーズン中学生編は天下のnhk様が俺の考えた最強の声優打線をが叩き出してきた.

 

 

  • 総合賞 呪術廻戦

自分から特筆すべきことはない.一期最後の胸糞展開最高.