2020年個人的好きだったアニメまとめ

なるみんと今年のアニメ寸評を一通り付けました.

なるみんとの寸評では,主観マシマシで好きだった作品への言及が少なめなのでこの記事にまとめます.以下の作品は問題点を自覚しながらも毎週楽しみに見てました.

 

  • ラピスリライツ

アイドル×魔法と銘打ってますが,アイドル要素も魔法要素も申し訳程度しかないです.女の子の楽しそうな学園生活を眺めるやつです.

 主人公が入学する学院は階級制でグループ分けされており,主人公は最下層グループに所属しています.入学時点から次に赤点を取ると退学させられる境遇です.やっぱり魔法学校は入学を許されたこと自体が才能を認められたエリートだけど,入学時点ですでに優等生と劣等生が存在するんだなあ.一応メインストーリーは退学回避に向けて女の子たちががんばるやつです.

評価を稼ぐべくいろいろ指令を受けて,女の子がドッジボール大会したり,山で遭難したり,かわいそうな目に会います.かわいそうな目に会わせるのは多分学院長の趣味です.ライブシーンも力入ってます.動くキャラクターめっちゃ可愛いです.主人公グループはめっちゃ良いライブをやったのに,理不尽な理由で退学させられます.かわいそうだね.

キャラデについてはイレイナたそいなかったらトップ争いしてたくらいに好きです.

声優はCUE!とかそこら辺の声優アイドルorアイドル声優志望の新人で固めてます.有名どころでいくと主役の安齋由香里さんとか.

 

  • 戦翼のシグルドリーヴァ

通称しぐるり.空を飛ぶはいふり

キャラクターがかわいくて,はいふりよりはキャラクターの掘り下げがきちんとしてて,それぞれのキャラクターの成長が見られる良いアニメ.現実の館山を舞台にしてるのでぜひ遊びに行きたい.

他媒体での前日譚等を理解していないと,なかなか作品世界を掴みづらい(いや,確固たる作品世界なんてあったのか?).第一話の一時間放送でついていけなかった人多そう.

神話世界が浅くて,それに伴いオーディンの動機も怪しい.神話世界探索とそのちゃんの苦悶を並行して話進める必要あったか?

あっさりと人が死ぬ&富士山最終決戦なので実質パシフィックリム2.

dアニメストアのオーディオコメンタリーが面白いけど,共感できてしまう自分の感性がおっさん化してることに悲しくなる.重要な話をするときはお風呂に入れると自然と流れを作れるらしい(あとお風呂に入れるとキャラクターの髪形を弄れるらしい).

声優の稗田寧々さんはこれから来そうですね.魔王学院でも良い役貰ってたし注目度高め.CUE!声優なので,来年のCUE!アニメ化がどうなるかだなあ.

内容が薄いことを除けば毎週楽しみに見れました. 

  • 22/7

デジタル声優アイドルグループ22/7が満を持してアニメ化.

大人気バラエティ番組の計算中を一年以上やった上でのアニメ化なので,計算中が本編でアニメは外伝のような位置づけと言っても過言ではない(主客転倒).計算中についてはアニメ放送終了後に第二シーズンを開始し,来年からは検算中と名前を変えてリニューアルされる.大人気コンテンツだね.

キャラクター良し,楽曲良しなのに脚本・構成が厳しかった.声優も上手いとは言えなかった(あくまでメインはアイドルやからね)けどたぶんそれは作品の出来を左右する問題ではない.

一人一人のキャラに一話割くのは(個々のキャラ人気に依存するアイドルアニメなので)仕方ないが,各話が独立していて全体の流れがなかったのが問題だった.みうちゃんとニコルちゃんの関係性,最後の最後で明らかになってもああそうですか……としかならない.

とはいえ,edの空のエメラルドには2020年ベストed賞あげたくなる(なお各キャラ回がキャラソンedなので出番は少ない)し,滝川みうの「やりたくないことをしに来ました」も名セリフ賞候補.

内容にまとまりがないことを除けば毎週楽しみに見れました.ナナニジのライブぜひ行きたいわね. 

 

  • プランダラ

2020年上半期を彩るまさかの2クールアニメ.

2話から9話は中世的世界観の町で起こるエロ日常譚であり,ほとんど話が進まない.これがなければ文句なしでA評価をつけていた.

後半からこの世界の真実が徐々に明らかになっていき,SF異能力アニメと化す.SF的要素と異能力物の組み合わせは相性が良い(当然ながらタイプリープ能力者が出てくる).

隠蔽された"〇〇の撃墜王"と呼ばれる異能力者についての謎だけで物語としては十分で,エロは不要ではないかと思う.

放送枠が防御極振りの前枠(水曜25時から)だったので,その序でにつまらないエロアニメだなと思いながら見ていた.防振りなければ後半化ける前にすぐ視聴を切っていただろうし,ちゃんと網羅的にアニメを見て,面白作品を掬い上げないといけないと思いました.